今年の大学での仕事は、クロッキー授業の指導をしています。自分が20歳くらいのころは何かの隙間時間にクロッキーをしていて、電車で座れたらクロッキーするというマイルールもありました。
今はクロッキーをする時間よりも、モチーフの取材やら日本画制作の時間をいかに取れるかが問題です。
授業中に学生と一緒に5分クロッキーをしてみますが、久々の人物クロッキーで「おお、こんなに形間違えちゃうの私?」とか思いながら描いてます。それでも世界の中では結構描ける方の人間だと思います。
今になって昔がむしゃらに手を動かして培ってくれた自分に感謝したりしてます。絵を学ぶ若い子にとっては実技の失敗が苦しくて「嫌だな」と思うこともあるかもですが、いっぱい失敗しながらも描くことでなんだかんだ力は付きます。とりあえず目の前のことには懸命に取り組んでみてほしいし、取り組めることで自分を信じれるはず。
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