トムハンクス主演の有名な映画です。私が幼い時からテレビで見ていましたが、19歳の時に大学入試に落ちた際に見て心に突き刺さった作品です。この作品での主人公のガンプのあり様は、自分が制作に向かう姿勢として初心のように思ってます。
ガンプという人物は劇中「目の前にあることに集中して取り組む」というスタンスを崩しません。それがイジメられても戦争にいってもそのスタンスは変わりません。逆に言うと他人の指示がなくてはいけなく、知的指数も低いためただただ突き進んでいきます。本人は身近な人を傷つけないよう守っていくことに集中しているが、時に周りが過剰に評価することにガンプは「?」となっている。
こういった短い目標に全集中するガンプのスタンスが重要だなと思わせるのです。
ただ今回また見直してみて、ヒロインのジェニーの見え方が変わりました。
ガンプと正反対のキャラがヒロインのジェニー。ジェニーは「環境や時代の変化に翻弄される人物」として描かれてます。時代の変化に合わせ理想の自分像が変わるし、それに向かって行く際に楽しい方向に流れてしまい望んでいない結果がでる。付き合う男によって生活が乱れていく様が描かれているので、見た人に「しょうもない女だ。」と思わせるが、取り巻く環境に影響され翻弄されるのは普通の人間味があります。
自分自身の芯がないようなジェニーですが、幼い頃に同い年が異物扱いするガンプを受け入れ最後には大切な人だと決めたことに彼女の芯を感じさせます。

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