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日本画制作過程:スケッチ

執筆者の写真: 加藤千奈加藤千奈

更新日:2018年11月4日


日本画の制作にあたって、まずは絵のモチーフスケッチがないと始まりません。

自分の場合「こんな絵描きたいからスケッチに行こう!」という出発ではなく、

「なんだかこのモチーフが気になるから描いておこう。」とスケッチ取材をし、それが日本画の絵になったりならなかったりです。どちらにしろモチーフをスケッチしてからしばらく時間が掛かります。

1つ例に挙げながら制作過程を説明しようと思います。2018年の6月に日本画で犬を描いたのですが、スケッチをしたのは2017年の年末でした。半年ほど空いていますが、これはまだ早く本画になったほうです。

2017年のとても寒い中、「来年は戌年だし、犬をスケッチしておこう。」とわんわん動物園に向かいました。その園はとてもチワワが多かったです。震えるチワワばかりでした。色々な犬種の中で、なんとも堂々とした出で立ちの犬が...グレートデンという犬種。グレートデンは「犬の中のアポロン神」と言われているとか。震えるチワワばかり見ていたせいか、神というより王様のように見えました。

この時は日本画にするイメージもなく、感動を脳内へ記録するためにスケッチをしただけでした。


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