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執筆者の写真加藤千奈

日本画制作過程:落款

更新日:2018年11月4日

日本画制作最後の仕上げとして、落款を押します。「これは私の物だ!」という気分で押します。この時は制作終焉でもあるので、開放感も感じています。

私は東京の京橋にある「玉煙堂」さんにて落款の制作を依頼しています。私の落款の場合、デザインから自分で行っています。

↑落款のデザイン画

今回のものは、少し大きめの作品に押すタイプの落款なので、2.4×2.4cmのサイズにしました。落款は大きすぎると絵より目立ってしまうので、少し小さいかな?と思うサイズにするのが良いです。また、白文や朱文によってもサイズを変えます。

店主さんと話し合って、古い字体の朱文で行くことにしました。古い漢字の資料を見せてもらい、家で云々考えます。古いと言ってもその中でも時代があるので、なるべく同じ時代の字を使用しつつデザインをします。できたらメール画像にて送信。後日出来上がったものが届きます。


ジャーン

ちょっとこの日は寒くて、落款が掠れてしまいましたがヽ(´o`;

私のデザインがより良くなって落款になっているではありませんか!さすが店主さん!かれこれこの落款で、4つ目となりました。


作家さん一人一人に落款への思いがあると思います。日本画作品を鑑賞する際。絵の端、作品の側面などにひっそりと落款はあるので探して見てください。



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