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  • 執筆者の写真加藤千奈

日本画制作課程 :真綿箔2

今回のブログは実際に真綿箔を貼るのに何をしているのか、ざっくりご紹介しようと思います。

私の場合箔は、糊で貼っています。ドーサで貼る方が多いと思いますが、ドーサだと水分量のせいか大きく紙がうねってしまうので、考えた末に障子糊を水で溶いたものに少量の膠を加えたものを使用しています。

箔はホワイトゴールドを使用しています。それを蝋引きの紙に付けます。

糊と箔の枠の準備ができたら、貼ります!

紙面の箔押したい部分に糊を塗って、その上に枠を乗せて、箔を貼ります。

これを糊が乾かないうちに行うのが重要です。スピーディーに行なっているせいか、写真もブレている気がします。

この後はタイミングがです。

糊がまだ湿りがあるうちに枠を剥がすと、雲状の形があまり出ません。また、しっかり乾いて枠を剥がすと、枠の真綿と紙がくっついてしまい真綿がバリバリっと取れてしまいます。これをピンセットで取る作業がプラスされてしまいます。

なので、乾ききる前、箔はくっつくが枠は外せるのタイミングです。


剥がした直後です。

ついでに、赤い線は前もって貼る部分のマーカーとして引いてあります。

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