受験シーズンが終わり新学期の準備と、慌ただしく時を過ごしていました。
自分が誰かに何か教える未来なんて想像もしていませんでした。私は学生時代、勉強はそこそこ、習い事もそこそこ、ただ絵を描くことだけは好きでした。なので将来「絵を描けたら幸せ。」という考えで、高校生の時分に美術の門を叩きました。その頃の自分の見た目はコギャルでした。付けマツゲ、クルクル巻いたロングヘア、ルーズソックスにミニスカート…それで石膏デッサンとかしてました。
そうして絵を教わるという期間の中で、自分の弱さを突きつけられ苦しい思いもしました。でも「美術じゃないと、苦しいことに耐えたりできないな。」と思って続けることができました。というか、今もそう思いながら続けています。
最初はできないことでいっぱいでしたが、色々な事を考え、手を動かすことで成長を実感できたハイティーン時代でした。
そして十○年ほど経ち気づいたら、そんなハイティーンの子達に絵を教える立場になっていました。
現在、以前教わっていた先生の部下として働いていますが、先生に「昔はヤンチャだったけど、更生して優秀になった人です。」と紹介されてしまいました。
要するに人は色々経験して変わるという話です。
Comentarios