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受験の備忘録

執筆者の写真: 加藤千奈加藤千奈

寒波でとても寒く外出がままならない日々が続いてます。


寒くなると思い出すのが受験。まさに2月は受験対策が佳境に入っている時期。自分も20年前くらいは味わっていました。3浪したので4回は味わったことになります。


3浪の末に東京藝術大学の日本画専攻に入学したものの、これが第一志望ではなかったのです。現役の時は東京藝術大学をめざしていたものの1浪の時に体調を崩してから「体弱いから一人暮らしは無理だな」と、地元の愛知県立芸術大学を第一志望にすることに。

2浪まではよく休みながらも美術予備校に通いましたが結果は出ず。ここで滑り止めで受けてた大学に入学するのか、3浪するのかすごく悩みました。

理由は自分が頑張ったわけでもなく受験が終わったこと、だからと言ってまた浪人して自分に辛いことを強いるのも嫌だし、やり切れずに次のステージに進むのも疑問が湧く。なにが一番したいことなのかも分からない上、家族も「自分のしたいように決めなさい」と甘やかしてもらっている状態。

毎日泣きながら考えて、結局私の出した答えは「滑り止めの大学は辞退して9月から3浪する、4月からは自動車学校にいく」という妥協点で落ちつきました。なんというか9月からの対策で愛知県芸は受かるだろうという読みでした。


 それを予備校の先生に伝えると「4月からやった方がいい」との回答に自信がなくなり言う通りに。休まず(ストレス値が高いと休みましたが)に4月から予備校と自動車学校に通い、免許は10月に取得(卒検で縦列駐車が入らず1度落ちたけど)、あとは受験だけ。絵馬にも「全力疾走」と書いてました。神様に合格をお願いするのではなく、全力で挑むのが目標でした。


 結果、多摩美不合格(補欠も入らず)、愛知県芸は二次不合格、金沢美術工芸大学に至っては一次不合格と、滑り止めを除くと東京藝大しか合格してないのです。倍率一番高いとこだけ合格ってどう言うこと?!と困惑しながらの合格でした。(当時の各大学の試験課題や審査基準で起きたことなので、今は起きないと思います)


 友達には笑われましたが、家族もみんな喜んでくれたので大学生になってもいいのかな?と入学しました。全力で挑むことの良いことは、あらためて自分の環境に感謝して生きれることです。


3月になると新たなステージに進む人が出てくると思うと、今を走り抜けている人がいるんだなと感じれます。私も全力で今に挑もう。



 
 
 

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