美術大学には大抵『美術解剖学』という授業があったりして、授業を取りたい人は取ったりするのですが、私もその一人でした。
東京藝術大学の美術解剖学の先生は布施英利先生が担当されていました。(布施先生はテレビにも出演されていたりして、お顔をご存知の方もいたりするのでは?)
美術解剖学A ・Bがあって、Aは人体について(初回授業が解剖ショーの映像で血の気がひきました)で、Bは動物について(チンパンジーの恐ろしい姿の映像に血の気がひきました)です。
生物の骨や筋肉についての授業で、先生は「美術解剖学は自分の中で起きていることで、それが面白い。」のだとおしゃってました。
人物を描く際は、骨格を思い浮かべたり、自分の体を触ったりして写生→絵の中での良い形に変換してきました。
さて、現在男性モデルさんを描く機会に恵まれています。この年まで男性モデルさんに出会う事はなく、女性モデルさんを描いてきました。(世界的にも絵は女性像が多いですし、美人画などのジャンルまで存在します)
女性だと骨格を考えて、肉付けしていくのですが、男性は骨格に筋肉を付着させる感覚です。という事で、筋肉の勉強を最近はしております。
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