朝の本
- 加藤千奈
- 1 日前
- 読了時間: 1分
朝起きてコーヒー豆を挽いて一杯作るところからスタートします。この朝の時間が自分の中ではスッキリとしているかで1日の質が決まるような気がします。最近時間がある時のコーヒーの相棒となる本が歌川国芳の画集です。

最近の私の制作は色の発色が強いですが、以前から浮世絵に興味があることもあります。その中で国芳の力強い構成や線に魅力を感じますが、作品の中にユーモアがあることにも惹かれます。

これは猫の擬人化?人間のような猫のような絶妙な表情です。
昔は猫はそこまで大事にされていなかったように思います。祖父母の感覚だと猫とネズミの扱いがあまり変わらないような。国芳が生きた江戸時代の猫の扱いはどうだったか分かりませんが、今よりは冷めた時代に国芳は大の猫好き。猫の無表情さに物語を感じていたのだろう。モデルとなった猫には会えないけど、この親分みたいな猫は庭によく現れたキジトラさんに似ている。

猫の当字はとても好きです。漫画を見ているような物語と動きを感じます。よく見ると三毛猫が多い。この時代はシャム系の猫はいなかったのかな?と思ったり。
こうして朝のコーヒータイムが終わります。






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